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恋愛禁止すら超越したアイドルたち【前編】

もあるからべったりとはいけないけどさ」

「……儂は、帝国の勇者に会った。あれも過ぎた力を持つ者だったぞ?」時計 おすすめ ブランド

「ああ、彼か。彼も悪くないね。面白さで言えば真君、帝国、王国の順かな。危険度で言っても同じ。英雄の素養と言う面では女神の見る目は流石だね、王国、帝国、真君だ。伊達に神をやってない。まあでも帝国の勇者は長く生きないだろうね。彼は英雄である自分に、というか特別な存在である自分に完全に酔っている。それを守る為に容易く犠牲を払う決断をするだろう。己自身も含めてね。王国の勇者は逆に何もかもを既に内に秘めている。面白みが無い程にだ。あれは……やがてヒューマンを統べる王になるんじゃない? 自然に人を集め、自然に人を使い、その才は万人に勝る。まさに歴史的な英傑だ。行く末いかんによっては種族を超えた国すら作りかねないね。でもそれだけ。あの二人はある程度動きが読めるんだよね。その点、真君は何をしでかすかわからない所があるから魅力的なんだ」

 ルトは二人の勇者を寸評する。それは淡々と話され、真と話していた時のような熱は感じない。ルトと言う竜が異世界からの稀人に求めるのが意外さや面白さである事を示す証だろう。王たる才を持つ者にも犠牲を厭わぬ者にも姿を見せず、最初に真の前に姿を現したのもその事実を裏付けるものだ。

「子の事は、お前を信じるほかないが、そうか動きが読めぬから、か。……のう、その二人の勇者は元の世界への帰還を望んでいるのか? 真様が心のどこかでそう思われているように。異世界人は、やはり帰りたいのか?」

「次はそこか。やっぱり、皆思う事なんて同じなんだなあ。答えはいいえ、だ。僕の会った異世界人で帰りたいと考え、実際に行動に移したのは三人いる。三、四人に一人くらいの割合かな」
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「およそ三割か。全員では、無いのだな」

「ちなみに、今いる二人の勇者は帰還を望んでないよ。リミアの勇者は最近少し塞ぎ込んでいたようだけど、吹っ切れたようだ。元の世界から持ち込んだ幾つかの物を処分したらしい。この世界に骨を埋める覚悟をしたのかもしれないね。始めは帰りたいなんて口にする異世界人もこの世界との関わりを深める内に、こちらでの生活を望むようにっていくのが普通だ。人が本来持つ順応性故なのかもしれない。ああ、帰ろうとした三人が帰れたのかどうかは知らないよ。その内の二人は真君にも言ったけど僕の話を理解出来た人間だったから別れるのが惜しかったけど」

「真様はどうされると思う? お前から可能性を示され、帰郷の為に動かれるだろうか?」

「彼は、僕の予想だと帰らないと思う。ただ、彼の事をまだ良く知らないからね。はっきり言うならわからない。でも、そんな蜘蛛の糸を辿るような冒険をするよりは、お前たちを見捨てられない甘い人だと見たね」

「……儂もそう思う。あの甘さは長所であり短所。じゃが、それを失って欲しくは無いのだ。被支配の立場に甘んじるのが嫌だと言うでなく、単に真様らしく在って欲しいという理由でな」

「何だ、わかってるんじゃないか。なら、もう少し真君に優しくしてあげる事だね。あれもこれもと出来る背中を見せ付けるのは今の彼には酷じゃないかな? 彼には彼の歩く早さがあるさ。僕が見た異世界人の中でも彼は大分変り種だ。特に、その精神面がね。あのままなら神をも凌ぐ魔力をただ墓場にまで持っていくだろうけど、切っ掛け一つで彼は化けるよ」

 冒険者ギルドまであと少し。そんな場所でルトは立ち止まり、そして巴の目を真っ直ぐに見つめた。そこには期待と憂いと恐れ、全てを混ぜた深く複雑な光がある。

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